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​口座認証の設定方法について

LINEアラート

予め指定した口座番号のみでEAが稼働するように設定する

手順について解説していきます

■【EAファイルの準備】

まず、お手元に2つのEAファイルがあることを確認してください

EAのファイルは以下の2つのファイルで成り立っています。

  • EX4ファイル

  • MQLファイル

 

EAを保存しているフォルダを開いて、「種類」の欄に、何のファイルかのファイル名が書かれています。

EAファイル種類.png

■【各ファイルの役割】

EX4ファイルは、実際にEAを稼働させるためのファイルです。

MQLファイルは、ソースファイルと呼ばれ、プログラムのコードが書かれているものになります。

通常、第三者へEAを配布する際には、EA4ファイルのみを配布します。

MQLファイルは、稼働プログラムの全てが記載されているファイルになりますので、

MQLファイルを第三者へ配布するイコール受け取った側はロジックの全てが見えてしまい編集し放題、となってしまいます。

この様に、EX4ファイルが稼働のみのファイルになるのに対してMQLファイルは、

EX4ファイルが実際にどの様な仕様で稼働するか、その全てが書かれている(コーディングされている)ソースファイル(原本ファイル)になりますので、

今回のように、「指定した口座番号でしか稼働させない」設定を行うためには、

MQLファイル内の一部を編集し、予め指定した口座番号を記入した状態のEX4ファイルを生成することになります。

■【MQLファイルの編集~コンパイル】

では、さっそくMQLファイルを編集していきましょう

まず、お手元にMQLソースファイルを用意します

 

ファイルをダブルクリックして展開します。

自動的に

メタエディタ―(MQLを編集するためのソフト)が開かれて、ソースファイルが展開されます。

EAソースファイル.png
1.png

ソースファイル内に

『ここに口座番号入力しコンパイル~口座番号制限』と書かれた部分を探します。

2.png
3.png

※見つからない場合は、キーボードで『Ctrlキー』を押しながら、『Fキー』を押して、

 立ち上がったポップアップに 口座番号制限 と入力して検索してみてください。

4.png

稼働させたい口座番号を『許可口座番号』欄に入力します。

 

 

今回は、

例:556677番で稼働させたいので、以下のようになります。

5.png
6.png

入力が終わったら、『コンパイル』して、ex4ファイルを生成します。

コンパイルボタンを押すとすぐにEX4ファイルが生成されます。

ボタンを押した後に、メタエディタ―画面下部の[ツールボックス]内にエラーの表示が無いことを確認します。

エラーが無い場合は、下記画像のようになります。

(0 errors は、エラー0個とうい意味になります)

7.png

⇐(エラーなし)

※万が一下図のように、エラーが出る場合は、エラー箇所へ飛んで修正します。

 Warningsは出ていても問題ありません。エラーのみ修正します。

8.png

Θマークの箇所がエラー箇所になりますので、ダブルクリックすると

エラー箇所へジャンプします。

​⇩

9.png

修正(今回は falsgeを ⇒ false に修正しました)して、再度コンパイルします。

正しく修正されて、下図のように false の文字部分の色が黒から赤に変わったことがわかります

10.png

修正箇所を直して、再び コンパイルボタン を押し、

下図のように正常にコンパイル出来れば、メタエディタ―の画面を✖ボタンで閉じて大丈夫です。

11.png

コンパイルしたら、EAが入っているフォルダに戻ると、今回生成したEAファイル

(EX4ファイル)が出来上がっています。

正常に出来上がっているかどうか確認するために、現在時刻になっているかどうかを確認します。

12.png

第三者へEAを配布する場合は、このEX4ファイルを送付します。

■【編集後の注意点】

EX4ファイルの拡張子は変更しない

拡張子とは、「このファイルは〇〇というファイルですよ」というように、何のファイルかを名乗るのが拡張子になります。

音楽の再生で例えるならmp3やmp4が拡張子になります。

mp3を再生するなら、再生する側も互換していないといけませんし、

mp4しか対応していない再生機でmp3を再生しようとしても上手く動かないのと同じです。また、ファイルがmp3なのかmp4なのか、ファイル側に記載がなかったら、

受け取る側の再生機も「このファイル何だ?」となり、上手く情報の処理が行えないことになってしまいます。

ここで、話を戻して、EAのファイルも同様に、

拡張子が正しく認識されないと、システムが正常に稼働しない、となってしまいます。

EAを稼働させるファイルの拡張子は、『.ex4』になります。

EX4ファイルのネームは自由に編集することが出来ますが、編集したネームの後ろに、

必ず .ex4が付いていることを改めて確認してください。

13.png

                                                        

  EA〇〇           .ex4

ここは編集可        ネームの後ろに必ず付ける

■【複数の口座番号を編集する方法】

ここまで、MQLソースファイルの編集~コンパイルまでの手順を説明してきました。

今度は、複数の異なった口座番号を編集して、配布する手順についてご説明します。

例:

223344

334455

445566

556677

667788

の5つの口座番号を指定する場合の例で解説して参ります。

まず、EAのファイルが入っているフォルダを展開し、MQLファイルをコピー&ペースト

で、増殖させます。

今回は配布したい口座が5つあるので、全部で5つのMQLファイルを作ります。

14.png

​⇩

次に、MQLファイルのネームを分かりやすくするため、ネーム内に口座番号を付帯します。

(配布する側が後から見て分かりやすくするためですので、必ず口座番号を入れないといけない訳ではありません)

15.png

ここまで出来たら、各MQLファイルを展開して、口座番号をソース内に編集していきます

​例として:口座番号 223344 を編集

16.png

稼働させたい口座番号を入力し

コンパイルしたら、EAが入っているフォルダへ戻ると、下図のようにEX4ファイルが生成されているのが確認できます。

17.png

(今回編集した223344のMQLファイルに加えて新しく223344のEX4ファイルが一つ出来上がっているのが確認できます)

18.png

あとは同様の手順を繰り返して、EX4ファイルを生成していきます。

上の画像で☑選択されているものがEX4ファイル(EAを実際に稼働させるためのファイル)になりますので、

これらを、配布先へ送付します。

設定の手順は以上です。

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